群馬県高崎市箕郷町にある「箕輪城跡」です。
箕輪城は戦国時代に西上野の重要拠点となった城で、現在は国指定史跡、そして日本100名城のひとつに選ばれています。残念ながら現在の箕輪城に天守や御殿は残っていませんので、天守閣を目的に行くと少し地味に感じますが、当時の堀や土塁など戦国時代の地形が残っていますので、当時の姿を想像しながら歩くと楽しめるのではないかと思います。
今回は実際に箕輪城跡を歩きながら、見どころや歴史、日本100名城スタンプ、駐車場などを紹介します。
箕輪城とは?

箕輪城が作られたのは1512年、戦国時代の中期頃ということで今から500年以上も前になるのですね。当時このあたりを支配していた長野氏の長野業政(ながの なりまさ)によって築かれたお城ということです。
業政の時代、箕輪城は武田信玄による攻撃を何度も防いだ難攻不落の城として知られるようになり、その後、武田氏、織田氏、小田原北条氏、そして徳川氏へと支配者が移り変わっていくようです。
日本城郭協会では、築城・改修に関わった人物として長野業尚、武田信玄、北条氏邦、井伊直政を挙げています。
特に徳川家康の関東入国後、箕輪城に入ったのが井伊直政です。現在残っている箕輪城跡は、井伊直政が城主だったころの姿に最も近いと考えられているようです。
なぜ箕輪城が「日本100名城」なのか
箕輪城は1987年(昭和62年)に、群馬県の戦国時代を代表する城郭跡として国の史跡に指定され、2005年(平成17年)には日本城郭協会の「日本100名城」に選定されました。
実際に歩いてみると、その理由の一端が分かります。
箕輪城の魅力は、豪華な天守や石垣ではありません。
戦国時代の城が、地形そのものとして残っていることです。
本丸や二の丸、三の丸など複数の曲輪が配置され、それらを巨大な堀によって分断しています。さらに、敵が簡単には城内へ侵入できないよう工夫された虎口なども残されています。
高崎市も、箕輪城について「堀の規模」と「虎口周辺の残りのよさ」を大きな特徴として挙げています。
天守がないからこそ、当時の武将がどのように城を守ろうとしたのかを想像しながら歩く。
そんな「城跡を見る楽しさ」を味わえるのが箕輪城ではないでしょうか。
まず縄張図を見てから歩くのがおすすめ

箕輪城全部歩こうと思うと結構広いですね。本丸、二の丸、三の丸、御前曲輪、郭馬出、木俣など、数多くの曲輪があり、その間を堀が複雑に走っていることが分かります。

現在は遊歩道も整備されているので、城跡を散策しながら当時の縄張りをたどることができます。
箕輪城の見どころ「大堀切」

箕輪城は城跡なので、櫓や石垣などは無いのですが当時の堀切が残っているのでそこを見るのも楽しみ方の一つですね。

箕輪城には本丸周辺をはじめ大規模な堀が残っており、その規模は場所によって最大幅約40m、深さ約10mにも達するそうです。
重機などなかった戦国時代に、これだけの防御施設を築いたことを考えながら歩くと、箕輪城がいかに大規模な城だったのかを実感できます。
箕輪城を訪れたら、建物だけを見るのではなく、ぜひ自分が歩いている場所の高低差にも注目したら面白そうです。
復元された「郭馬出西虎口門」

こちらは復元された「郭馬出西虎口門(かくうまだしにしこぐちもん)」
箕輪城の往時をイメージしやすい場所になっています。
虎口とは城への出入口のことです。建物がほとんど残っていない箕輪城において、非常に目を引く場所です。
城の出入口は敵に突破されやすい場所でもあるため、戦国時代の城ではさまざまな工夫が施されました。
「敵がここから攻め込んできたら、城側はどうやって防いだのだろう?」なんて考えながら歩いてみるとまた楽しいですね。
箕輪城の中心「本丸」へ

城内を進んでいくと本丸に到着します。
現在は建物が残っておらず、広々とした空間になっています。天守閣のある城を見慣れていると少し寂しく感じますが、周囲に本丸を囲む土塁や堀などが残っているので、どんな建物が建っていたんだろうなどと想像してみます。
日本100名城スタンプも押してきました

一通り箕輪城を散策した後には100名城スタンプも押してみました。
箕輪城のスタンプは箕輪城ではなく箕郷支所にあったので箕郷支所へ行きスタンプを押しました。
2026年9月現在、スタンプは「高崎市箕郷支所」「箕郷公民館」「高崎市立箕郷図書館」に設置されています。箕郷支所は平日のみ、公民館・図書館はそれぞれ休館日や利用時間が異なるので、100名城スタンプが目的の場合は事前に確認しておいた方が安心です。なお、城跡そのものにはスタンプは設置されていません。
このあたりは訪問時から状況が変わる可能性があるため、最新情報は高崎市公式サイトを確認してください。
箕輪城跡の駐車場

箕輪城跡には専用の「史跡箕輪城跡駐車場」があります。
2026年9月現在、駐車料金は無料。普通車78台、大型バス6台を収容でき、水洗トイレも設置されています。駐車場から城跡へ歩いて入れるため、車での訪問もしやすい城跡です。
ただし城内は舗装された道路だけではありません。
土の道や多少の高低差もあるので、じっくり城内を散策するなら歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
実際に歩いて感じた箕輪城の魅力
スタンプラリー目的で訪れた箕輪城でしたので、天守閣がなくて少し寂しい印象を受けたのですが、500年前に建てられたことやその歴史などを知ると「この場所にはどんな建物が建っていたのだろう?」と想像をするのも面白いです。
お城に行く前に前後の歴史や関わった人達の情報などを少し入れて置いたら現地でもっと楽しかったと思うので次にお城巡りするなら歴史をしっかり学んでから行きたいですね。
お城巡りするならスタンプラリーアプリ「あしおと」を!

スタンプラリーアプリ「あしおと」は現地で撮影した画像がスタンプになるのが特徴のスタンプラリーアプリとなっています。https://asioto.jp/にアクセスするだけですぐに使えるWebアプリとなっています。
箕輪城に訪れた際には「あしおと」でオリジナルのスタンプを作って楽しんでみてはいかがでしょうか?

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